The Meters – Trick Bag

The Meters - Trick Bag

Trick Bag』は、ファンク・グループのザ・ミーターズ(The Meters)による7番目のスタジオアルバム。1976年のリリース。名前は同じ名前のアール・キング(Earl King)のシングルのカバーから来ている。プロデューサーはアラン・トゥーサン(Allen Tousaint)。
このアルバムはいわくつきの問題作とされる。
マネージャーのマーシャル・シホーンがバンドのリハーサル・テープを勝手にリリースしようと画策、メンバーは企みに気付いたもののリリースを止められず、数曲録り直すので精一杯、というのが通説。この一件でシホーンやアラン・トゥーサンとの確執、メンバー間の不信や方向性の違いが浮き彫りとなり、バンドは次作『New Direction』を最期に解散してしまう。
そんな背景を持つこのアルバムは、ミーターズのオリジナル・アルバムの中では評価は今ひとつ。『Rejuvenation』『Fire On The Bayou』とファンク名盤を連発した後だけに、落差は大きい。
強力なファンク・チューン欠如に加え、時節柄かディスコ方面への目配せや、既に兆しが見られていたフュージョン志向などが、アルバムの印象を散漫なものにしている。かと言って、このアルバムを無視していいわけでもない。リラックスした風情のジャムや、軽めのファンク・チューンは、いろいろ試して音楽性の幅を拡げて行こうとしていたことが伺える。

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