Prince – Rave Un2 The Joy Fantastic

Prince - Rave Un2 The Joy Fantastic

Rave Un2 The Joy Fantastic』は、プリンス(Prince)による、23枚目のスタジオ・アルバム。1999年のリリース。
プリンスが、ワーナー・レーベルとのいざこざ・確執の末、自らプリンスと言うアーティスト名を捨て、シンボルマーク(通称“ラヴ・シンボル” )あるいは、The Artist Formerly Known As Prince(かつてプリンスと呼ばれたアーティスト)と名乗っていた時代の傑作であり、シンボルマーク時代の最後の作品。
大手レコード会社アリスタと”契約”ではなく”販売の合意”をした作品であり、NPGレコードとアリスタレコードによってリリースされた。プロデューサーには「プリンス」がクレジットされており、新たな時代への幕開けを感じさせる。
多岐ジャンルにわたる豪華アーティスト(グエン・ステファニー、チャック・D、イヴ、アーニー・ディフランコ、シェリル・クロウ)が参加するなど自由な作風で、ミレニアム直前の高揚感と開放感を感じる内容。商業的にも成功し、米ではゴールドに認定される大ヒットを記録した。
元々、この作品は、1988年にRaveUnto the JoyFantasticというタイトルで制作が進められていたもの。しかし、レコーディングとライティングのセッションが実を結ばず、プロジェクト自体が放棄された。そして1998年に本作を再開し生み出されたのがこのアルバム。故に、80年代中~後半の頃のサウンドが甦っている。
ファンキーなギターとドラムのリズム、纏わりつくようなギター・サウンドとヴォーカル、ピアノによる綺麗なバラード等々、どれを聴いても”プリンスらしいサウンド”となっている。

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