Miles Davis – Ascenseur Pour L’échafaud

Miles Davis - Ascenseur Pour L'échafaud

死刑台のエレベーター』(Ascenseur Pour L’échafaud)は、ジャズの帝王、マイルス・デイヴィス(Miles Davis)による、同名映画のサウンドトラックアルバム。1958年のリリース。
アルバムは、1957年12月4日と5日に、パリのルポストパリジャンスタジオ(Le Poste Parisien Studio)で録音された。マイルス・デイヴィスは、映像を見ながら即興で映画音楽を作ったと言われている。
この作品は映画音楽の枠を超え、モード・ジャズの萌芽を伝えた史上に残る傑作と言われる。バルネ・ウィランを始めとするフランス・モダン・ジャズ界の精鋭たちが参加している。
映画『死刑台のエレベーター』は3楽章の音楽に見立てて作られたと言われている。ジャンヌ・モロー、モーリス・ロネ、若いカップルという三者の時間の流れだ。決して出会わない関係でありながらも、マイルス・デイヴィスの静と動を使い分けたトランペットがそれぞれの登場人物の心象風景を繋げていく。 モダン・ジャズとフランス映画が最高の形で結びついたことによって、『死刑台のエレベーター』は、”シネ・ジャズ”の出発点であり、最高傑作にもなった。数年の間でいくつもの犯罪映画やサウンドトラックが作られるブームになったが、街を彷徨うシーンでのミュート・トランペット、追跡シーンでのアップ・テンポのベース、暴力シーンでのドラム・ソロといった雛形は、マイルスが築いたと言っても過言ではないであろう。

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