The Beatles – Abbey Road

The Beatles - Abbey Road

アビイ・ロード』(Abbey Road)は、イギリスにおいて1969年9月26日に発売された、ビートルズ12作目のオリジナル・アルバム。
事実上頓挫した「ゲット・バック・セッション」の後にビートルズ解散が危惧される状況のなか制作されたアルバム。録音は1969年2月22日の「アイ・ウォント・ユー」に始まり断続的に続けられた。7月1日に正式にアルバム制作が開始され、録音は8月25日に完了した。ちなみに本盤の制作を正式に始めた3日後(7月4日)にジョン・レノンはプラスティック・オノ・バンド名義で初のソロ・シングル「平和を我等に」を発売している。 
覇気のない「ゲット・バック・セッション」から一変し、ビートルズが「最後にアルバムを1つ制作しよう!」と頑張ってアルバムを制作した。本作は、ブルース、ポップ、プログレッシブ・ロックなど様々なジャンルを取り入れたアルバムで、モーグ・シンセサイザーとレスリースピーカーが特徴的に使用されている。アルバムの評価としては、B面の大部分を占めるメドレーへの評価が非常に高い。このメドレーについてジョン・レノンは「A面は良いけどB面はちょっとね。あれはジャンク(ガラクタ)を集めただけだと思うよ」と述べているが、ポール・マッカートニーとリンゴ・スターは「B面のメドレーは僕らの最高傑作のひとつ」と発言している。ポール・マッカートニーは解散後のソロ・コンサートにおいてもメドレー「ゴールデン・スランバーズ~キャリー・ザット・ウェイト~ジ・エンド」をコンサート終盤にしばしば演奏している。
ローリング・ストーン誌は「本作のB面のみで、『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に匹敵する」と評している。イギリスの「ミュージック・ウィーク」誌では17週連続、アメリカの「ビルボード」誌では11週連続1位を獲得し、1970年度年間第4位を記録している。「キャッシュボックス」誌でも14週連続第1位獲得し、1970年度年間ランキング第5位を記録している。さらに、全世界で3100万枚以上の販売を記録している。EMIレコーディング・スタジオは、このアルバムの大ヒットをきっかけにビートルズに敬意を表して「アビー・ロード・スタジオ」と改称された。

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