Arrested Development – Zingalamaduni

Arrested Development - Zingalamaduni

ズィンガラマドゥーニ(Zingalamaduni)は、1994年にリリースされたアメリカのヒップホップグループ、アレステッド・デベロップメント(Arrested Development)の2枚目のアルバム。3つのシングル( “United Front”、 “Africa’s Inside Me”、 “Ease My Mind”)がリリースされている。
ヒップホップの革新的グループといわれるアレステッド・ディベロップメント。天才的なラッパーであるスピーチを中心に、オーガニックなサウンドとスピリチュアルな佇まいで一世を風靡し、従来のヒップホップが持っていたイメージを大幅に変えていった。
ジェイムス・ブラウンやスライ&ザ・ファミリー・ストーンといったファンク、そしてリズム&ブルースへのオマージュのようなアーシーで泥臭いサウンド、NYやLAといった都市部のギャングスタ系ラップとは一線を画し、人種差別やホームレスといった社会問題をテーマにしたライム、女性コーラスを交えながら歌うように語っていくスピーチのラップと何もかもが新鮮で、これまでになかったオリジナルかつオルタナティヴなヒップホップのスタイルを作り上げた。
本作では、アフリカ回帰とでもいうべき精神的な指向性や、メンバーを増強して生み出したジャジーでソウルフルなトラックと相まって、他者を寄せ付けない崇高なヒップホップ作品へと昇華することに成功。この当時、ここまでアフロ・アメリカンのアイデンティティを謳い上げたヒップホップ作品は珍しく、メディアやファンからも絶賛された。
だが、評価が高かったとはいえ、『Zingalamaduni』からはシングル・ヒットが出せず、商業的にも思ったほどのセールスには結びつかなかった。そして、クリエイティビティの相違を理由に、1996年に、Arrested Developmentは解散。2000年に再結成を果たすが、そこにはかつてのArrested Developmentの姿は無かった。

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