Prince – Around The World In A Day

Prince - Around The World In A Day

アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』 (Around the World in a Day) は、プリンス・アンド・ザ・レボリューション(Prince & The Revolution)による1985年のアルバム。プリンスにとっては、通算7作目。
『1999』『パープル・レイン』の2作で成功を収めてきたプリンスが、作風をがらりと変えてきたアルバム。 全米で1300万枚、全世界で1500万枚を売り上げた『パープル・レイン』の収益で設立した独自レーベルであるペイズリー・パーク・レコード(Paisly Park Records)から初めて出されたアルバムでもある。プリンスが音楽的に1つ向上した作品。 全米1位を獲得した。
これまでとは路線を変えポップでサイケデリックな作風で一段と多彩な音楽性を知らしめた傑作として評価の高い80年代屈指の人気作である。『パープル・レイン』制作中に既に完成していながら、全く趣きが異なり、サイケ風味全開。難解でありながらも彼の奥底に潜むジャズ的なものも垣間見れ、その後のプリンスのサウンドに大きな幅をもたせたと言える。
独立レーベル設立により、好き放題やりたい放題のことができる、といった思いも感じる。
一日世界一周のイメージどおり、一聴した分にはこれまでのファンク路線と異なるポップな印象が残るが、よくよく聴いてみると1980年代的サイケな音色処理はかなり独特のもの。<2><4><7>のようなカラフルな人気曲ほど彼の孤独のようなものが感じられる。プリンス・ファンクの典型のような<6>も痛快。

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